OSCA LABO

初めてのアンパンマンブロック選び入門 (概要・安全性・月齢別・買増しまでを解説)

OSCA (Kazufumi Hamano) 更新

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子供と遊ぶ、初めてのブロック玩具

子供の玩具で定番のブロック玩具。その中でも日本では大人気で定番の「アンパンマン ブロックラボ」(通称・アンパンマンブロック)とは、いったいどんな玩具なのでしょうか? 本稿では「アンパンマン ブロックラボ」の概要から、月齢別の買い方、おすすめ商品までをまとめてお伝えします!

ブロックラボとは?

まずは「アンパンマン ブロックラボ」の概要を説明します。 ブロックラボは、大手玩具会社バンダイ (BANDAI)が販売しているブロック玩具で、日立製作所や大学教育機関などと共同研究・開発された玩具です。下でも紹介しますが、対象年齢ごとに商品の特徴を変化させ、子供が小さい頃から成長するまで長く遊ぶことができるように設計されています。

ポイント

  • バンダイの玩具
  • 日立研究所や大学教育機関などと開発された
  • 対象年齢が広く、幼い頃から大きくなるまで遊べる

安全性

安全性にも配慮されており、ブロックに星形の穴を設けて、万が一誤飲した場合でも空気の流れを作れるように配慮されています。 (ただ実際に手に取るとわかりますが、ブロックは大人でも口に入れるのが大変なサイズですので、誤飲することは相当無いとは思いますが、万が一を想定して配慮されているのは流石です!)

子供が楽しんでくれるか心配?

さて、この記事の読者の皆さんは「ブロックラボを子供に与えてみて、遊んでくれなかったらどうしよう」という心配があるのではないでしょうか? 実際にブロック玩具を与えたが遊んでくれなかった事例は多々あります。 ブロックラボの取扱説明書にも以下のような記載があります。

はじめてブロックを購入したお子さまの70%以上が、購入タイミングから実際に遊び始めるまでに1年以上のブランクがあいていることが調査の結果わかりました。お子さまの成長に合っていないブロックを購入してしまったり、パパやママがどのような遊ばせ方をしたらいいか分からないという理由から、実際には遊べずにブロックは部屋の片隅に置かれてしまっています。

【取扱説明書】ブロックラボ アンパンマンとわくわくどうぶつブロックバッグ

記載の通り与えた玩具が子供の成長段階にマッチしていないことが主な原因で遊ばなくなってしまうことがあります。 玩具選びの過程で「これで遊んで欲しい」という親から子供への押し付けの気持ちが混じってしまい、結果として玩具選びに失敗してしまいます。

このようなことが起きないためにも、年齢(月齢)にあった商品選びが重要になってくるという訳です。

何歳から遊べるの?

「アンパンマン ブロックラボ」にはいくつもの種類の商品がありますが、上述のようにお子様の成長に合わせた商品を選ぶことが重要です。 その上でまず知っておくべきことは「アンパンマン ブロックラボ」には2段階の対象年齢設定のシリーズがあるということです。

対象年齢シリーズ名
1.5才〜ファーストブロックシリーズ
3.0才〜ワールドブロックシリーズ

1.5才以上向けに「ファーストブロックシリーズ」、3才以上を対象に「ワールドブロックシリーズ」が販売されています。

シリーズの違い

ファーストブロックシリーズは、アンパンマンのキャラクターが四角いブロックに印刷されています。 動物などのデコレーションブロックも、四角いブロックが基本になっています。 四角いブロックを組み合わせて自由に遊べるような設計になっています。

一方、3才以上が対象のワールドブロックシリーズになると、キャラクターや小物も実際の形をしたフィギュアになります。 また「おみせやさん」「バイキンメカこうじょう」など、世界観があるごっこ遊びができるパッケージが中心です。

1.5才ならファーストブロックシリーズのどれでも良いの?

読者の方の中には「1.5才を過ぎたら、ファーストブロックシリーズのうちならどれでもいい」と思った方もいるかも知れませんが、ファーストブロックならどれでも良い訳ではないと筆者は考えています。

上述の通りブロックラボは「1.5才〜」「3才〜」という二段階の対象年齢設定ですが、目まぐるしく成長する幼児にとって2段階の年齢設定は少し大雑把な分別です。 (成長には個人差があるのでメーカーとしては更に細かい推奨年齢を設定できない事情もわかります) ブロック玩具と年齢との関係については、別稿「ブロック玩具で遊び始める年齢と選び方」で更に詳しく解説していますのでそちらも参考にして頂きたいのですが、1.5才〜2.0才〜2.5才… と子供の能力も変わっていきます。1.5才に2.5才の遊びは難しいですよね。 そこで、まずは子供の年齢(月齢)ごとにどんなことができるのかを知った上で商品を選ぶと良いでしょう。

月齢ごとにどのようなことができるかの目安は下表の通りです。

月齢 (年齢)ブロックでできること
18ヶ月 (1.5才)・ブロックを掴む,倒す
24ヶ月 (2才)・ブロックを組み立てられる
・色の見分けができる
・物の見分けができる
30ヶ月 (2.5才)・数の概念がわかる・カウンティングができる
36ヶ月 (3才)・色の関連付けができる
・世界観を理解する
・ごっこ遊びができる

このようなことを踏まえて、年齢(月齢)別にオススメの商品を紹介します。

18ヶ月(1.5才)で最初に買いたい

一番最初にあたえるブロックラボとしては、収納ケースがセットになった「ブロックワゴン」もしくは「ブロックバケツL」「ブロックバケツ」がオススメです。 この時期は色や絵柄にはあまり興味を示さず、様々な形のものを掴む感覚を養う段階。多くの形のブロックを触らせて、壊して、投げて遊ぶことを意識して選びましょう。

ブロックワゴンブロックバケツLブロックバケツ
ピース数65ピース51ピース31ピース
コンテナあり (大きい)あり (中くらい)あり (小さい)
含まれるキャラクターアンパンマン
バイキンマン
しょくぱんまん
カレーパンマン
ドキンちゃん
コキンちゃん
ホラーマン
クリームパンダ
メロンパンナ
ロールパンナ
あかちゃんまん
アンパンマン
バイキンマン
クリームパンダ
メロンパンナ
ロールパンナ
あかちゃんまん
アンパンマン
バイキンマン
発売年月2011年07月2011年04月2011年04月

なお「ブロックワゴン」はタイヤがついているので、我が子も手押し車のような遊び方もしていて楽しそうです。時にはワゴンの中に入って「ワゴンを押して〜」と、乗り物かのように頼んできます(笑)

24ヶ月〜30ヶ月での買い増し

さて約24ヶ月(2才)になると、子供は色や絵・物の見分けができるようになありますし、約30ヶ月(2.5才)になると数の概念が身につき始め、カウンティング(数を数えること)ができるようになります。

次の「SLマンと123!すうじブロックセット」は、”数字”や”列”を意識した商品で、この時期にママ・パパから数字を教えるのにピッタリです。 またワゴンやバケツに含まれていなかったキャラクターが追加されるのも嬉しいです。

また、動物の見分けもできるようになる時期ですので「ブロックラボ アンパンマンとわくわくどうぶつブロックバッグ」も良いでしょう。

36ヶ月(3才)以降

3才になると、世界観を理解した「ごっこ遊び」ができるようになりますので、3才以上を対象にした「ワールドブロックシリーズ」の商品も視野に入ってきます。 3才になれば言葉で意思表示ができ、自分が気に入る商品を説明できるようになりますから、お子さんの意見・希望を取り入れながら商品を選べば良いと思います。

レゴデュプロとの互換性

最後にレゴデュプロとの互換性についても触れておきます。 ブロック玩具を気に入って遊ぶようになると、ブロックラボにはない形やギミックのブロックが欲しくなってきます。 そんな時でもブロックラボは安心。 世界的な人気を誇るブロック玩具「レゴデュプロ」と大きさに互換性があるからです! そして、レゴデュプロと互換性がある玩具は多く販売されていますので、自然とそれらの商品もブロックラボと組み合わせて遊ぶことができます。

大きさに互換性のある玩具については、別稿「レゴデュプロと互換性のあるブロック玩具まとめ」で解説・紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

まとめ

今回はバンダイ(BANDAI)の「アンパンマン ブロックラボ」の概要から、月齢別の買い方、おすすめ商品までをまとめてお伝えします! 皆さんのお子様への玩具選びの参考になれば幸いです。

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