リモートワーク用のデスクの天板をオーダーメイド発注した記録
OSCA (Kazufumi Hamano) 更新
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この記事は、前回の記事「リモートワークと子供の勉強の空間を共有するデスクのDIY」の続きです。 私のリモートワークと子供の学習スペースを兼ねたデスクをDIYで作ることにしました。 そのデスクの天板をオーダーメイドで発注した記録です。
オーダーメイドで発注する天板の要件
今回のDIYで完成したデスクは、次の写真のものです。

このデスクの天板に関する私のこだわりのポイントは、次の通りでした。
- 部屋の幅にぴったりの長さであること (245cm)
- 奥行きがたっぷりあること (70cm以上)
- 天板が1枚板であること
子供と横並びで座って椅子を左右に自由に移動できるように、テーブル中央には脚や敷居をつけたくありませんでした。 そのためには、天板を複数枚にはせず、1枚の天板で実現することにこだわりました。
このように天板のサイズを決定して、さっそくオーダーメイド発注できるショップを探しました。
オーダーメイド発注で利用したショップ
今回のオーダーメイド発注で利用したオンラインショップは、木材通販の「マルトクショップ」でした。 WEBサイトが分かりやすく発注の仕方も簡単だったのと、幅245cmという長い木材加工に対応していることが、このショップを利用した決め手でした。
オーダーにあたり必要になった知識
オンラインショップで商品を選んでオーダーしようと思ったところで、さっそく自分の知識不足の壁にぶちあたってしまいました。 実際、天板をオーダーするには、あらかじめ次のようなことの知識が必要でした。
無垢材 or 集成材
木材には「無垢材」と「集成材」という2つの種類のものがあることが分かりました。
種類 | 説明 |
---|---|
無垢材 | 単純に丸太から目的の形に切った木材で、無知の私がイメージしていたのがこちら |
集成材 | 小さい木材を組み合わせて接着剤で固めて作られたもの |
集成材の方が強度が高い上に、値段も無垢材よりも安い特徴があります。 集成材を写真で見れば「なるほど、これか! 良くみるヤツだ!」とすぐに分かりましたが、これを「集成材」というとは知りませんでした。 今回の私の用途でも「集成材」で良いことがわかりましたので、集成材を選ぶことにしました。
木の種類
天板をオーダーするにあたり、続いて決定する必要があったのは「木の種類」でした。 木材によって色味や強度が違ってきますし、価格も変わってきます。 私はできるだけ明るい色のものにしたかったので、明るい色の木をいくつかピックアップし、その中から予算内で購入できる「ゴムの木」を選びました。
塗装 (自然塗装 vs ウレタン塗装)
木材を選んだら、塗装の要否を決定する必要がありました。 塗装は木材の腐食や汚れから防ぐために必要なことで、もしオーダー時に依頼しない場合は、自身で塗装する必要があります。 今回は自分でやる時間を捻出できそうになかったので、塗装も依頼することにしました。
塗装にも「ウレタン塗装」と「自然塗装」というものがあります。 自然塗料は材の表面に被膜を形成しない加工で、一方、ウレタン塗装は被膜の層ができる加工で汚れに強い特徴があります。 例えば水滴がついたコップをおいた際、自然塗装だとコップの水のシミが丸く残ってしまう可能性がありますが、ウレタン塗装であれば被膜がそれを防いでくれてシミになる心配がありません。 私自身、飲み物を飲みながら仕事をするだろうし、なんなら忙しければ食事をしながら仕事をします。 また、このデスクは子供の学習スペースも兼ねていますので、汚れに強いウレタン塗装を施してもらうことにしました。
反り止め
最後に悩まされたのは「反り止め」でした。 木材は長年使うと湿気で反ってしまう場合があります。 そのようなことを防ぐために、デスクの裏側の面に鉄の棒を貼り付けて、反ってしまうのを防ぎます。
今回発注した天板は幅245cmと長く、木材は長ければ長いほど反りやすいですからちょっと心配になりました。 反り止めを追加すると約12,000円の追加費用が必要ということで、決して安い金額ではありませんでしたが、保険のためにつけることにしました。
オーダーの内訳
最終的にマルトクショップでオーダーした注文内容は以下の通りでした。
項目 | 注文内容 |
---|---|
使用方向 | 三方向使用 |
長さ | 2450mm |
幅 (奥行き) | 700mm |
厚さ | 30mm |
面取りA | 上R面 (3R) + 下糸面 + 磨き |
面取りB | 糸面 + 磨き |
面取りC | 糸面 + 磨き |
面取りD | 糸面 + 磨き |
コーナーR加工 | なし |
反り止め | 完全埋め込みタイプ |
塗装 | ウレタンクリアー 裏捨て塗り(ツヤ全消し) |
上記の内容で、48,900円。 さらに送料が6,300円でした。 正直、想像していた以上の金額の買い物になってしまいましたが、ものとしてはとても素晴らしいものでしたので、とても満足しています。
次は?
ということで天板の発注が終わり、次はデスクの脚えらびです。 次の投稿に続きます。