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ワクチン接種記録をiOSヘルスケアアプリとWalletに追加する方法

OSCA (Kazufumi Hamano) 更新

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Apple iOS「ヘルスケア」アプリ入門ガイド

新型コロナウィルス(COVID -19)の世界的流行から早2年。 コロナワクチンの接種を3回済ませた方も多いことでしょう。 コロナワクチンの接種を済ませると「接種証明書」を発行することができ、証明書は日本政府のデジタル庁が公開している「接種証明書」アプリで表示することができます。

このコロナワクチンの接種証明書をiOSの「ヘルスケア」アプリとApple Wallet に追加できることはご存じでしょうか? 本稿では、接種証明書を「ヘルスケア」アプリとApple Walletに追加する方法について解説します。

ヘルスケア/Apple Walletに追加するメリットは?

そもそもiOS「ヘルスケア」アプリやApple Walletに接種証明書を追加するメリットは何でしょうか? メリットは次の2点が挙げられます。

  1. 既に「ヘルスケア」アプリを活用して健康管理をしている場合、接種証明書も健康データとして一元管理できる。
  2. 接種証明書の提示を求められたときに、Apple Walletに追加してあればスムーズに提示することができる。

「ヘルスケア」アプリに接種証明書を追加する手順

本稿では既にデジタル庁の「接種証明書」アプリで接種証明書を発行済みであることを前提に手順を解説していきます。 「接種証明書」アプリの利用がまだの方は、先にそちらの準備を終わらせてください。

まずは「接種証明書」アプリを開き、発行した「接種証明書」の「詳細を表示」をタップし、更に二次元コードを表示させます。

この二次元コード(QRコード)を利用して「ヘルスケア」アプリに追加するのですが、残念ながらこのQRコードを表示しているiPhone自身で撮影することはできないので、一度画面をスクリーンショットで保存して、家族のiPhoneやiPad, Macなどに転送して、それをiPhoneのカメラで読み取ります。

すると次の画面のように「”ウォレット”と”ヘルスケア”に追加します」という画面が表示されますので、追加ボタンをタップして追加します。 これだけで完了です。

「ヘルスケア」アプリを開くと、「予防接種」という項目が追加されており、そこで接種記録を確認することができます。またApple Walletにも下図のような「ワクチン接種カード」が追加されました。

おわりに

今回は、あまり知られていない「ヘルスケア」アプリとApple Walletにワクチン接種証明書を追加する方法について解説しました。 コロナ禍の皆さんの生活のお役に立てれば幸いです。

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