OSCA LABO

ニトリのバスマットを研磨して蘇らせた記録

OSCA (Kazufumi Hamano) 更新

この連載のトップページはこちら

家具

我が家では、長年ニトリの「珪藻土バスマット(カイテキサラサラ)」を愛用しています。

ニトリ 珪藻土バスマット

ニトリの珪藻土バスマットは、その名前の通り「珪藻土」を利用して作られたバスマット。 珪藻土とは化石からつくられている土で水分の吸収や放出に優れていますので、このバスマットも乗った瞬間に足裏の水滴をすばやく吸収し乾燥してくれる、素晴らしいバスマットです! 乗った瞬間に足の裏がサラサラになる体験は、一度経験するとやめられません。

吸水性を復活させたい!

しかし長年利用しているためか、吸水性が劣化してしまいました。 その原因を調べてみると、表面に細かいゴミや汚れが詰まってしまったためのようです。 そんな悩みを解決しようと、ニトリの公式ページの説明を見てみると「目の細かい道具 (サンドペーパー300~400番くらい)で表面の汚れを削り落とすと吸水効果が復活します」との記載が! 「公式が言っているのだから間違いない」ということで、今回はサンドペーパーを利用して表面を削り、吸水性を復活させてみました!

サンドペーパー(紙やすり)選び

さっそく近所のホームセンターにサンドペーパー(紙やすり)を買いに行きました。 「300〜400番」というのは「紙やすりの荒さ」のことで、数字が大きいほど細かい荒さのものです。 400番は実際に触ってみると、とても細かいものであることがわかります。 「やすりなんて、何でも良いだろう」などと考えてはいけません。

ホームセンターの紙やすりのコーナーに行くと、いくつかの種類があることが分かります。 “やすり”なんて生活の中で全く登場しない私にとっては全くわからず。 一通り調べてみました。

種類概要
紙やすり最もスタンダードで、木工用に利用します。 耐久性に優れておらず、研磨時に出るクズで目詰まりを起こしやすい欠点がある。
空研ぎ紙やすり厚紙でできている点は紙やすりと同じですが、表面に合成樹脂や目詰まり防止剤が塗ってあり、耐久性に優れておりクズによる目詰まりを起こしにくい。
耐水ペーパー水に強く、水研ぎをすることができる。
布やすり紙やすりよりも耐久性があり、金属の研磨ができる。 また布なので折り曲げて利用でき、曲面の研磨に向いている。

今回は珪藻土バスマットの平らな表面を削りたいわけですから「紙やすり」か「空研ぎやすり」の2択になるわけですが、バスマットの汚れやゴミの目詰まりなどを解消したいのに紙やすりのゴミで目詰まりを起こしては意味がないですから「空研ぎやすりの400番」が良さそうです! 私が購入したものは、たったの70円ほど。たいした金額ではありません。

表面を削る前の準備

「よーし、さっそく削るぞ!」と、リビングとかバスルームでいきなり削り始めてはダメですよ! しっかり準備しましょう。

準備したもの

  • 空研ぎやすり (400番)
  • ゴミ袋
  • ガムテープ
  • マスク
  • 掃除機

紙やすりで削るわけですから、削った細かい粉が舞っても大丈夫なように、ゴミ袋の中で研磨します。 また削った粉を吸い込まないようにマスクもしましょう。 そして、削った粉を吸い取れるように掃除機も用意しておきます。

作業開始前に撮影したバスマット。 汚れているのが明らかです💦 (汚い画像でごめんなさい)

次の写真のように、ベランダの床に大きめのゴミ袋をガムテープで固定して、ゴミ袋が動かないようにします。バスマットをゴミ袋の中に入れて、ゴミ袋の中で研磨をしていきます。

削るのにそんなに力は入りません。 軽く擦るだけでだいぶ削れます。 ↓の写真は半分だけ削ったところ。 左側が少し綺麗になりました。 引き続き右側を削っていきます。

バスマットの表面には、横向きの凸凹(溝)があり、溝の中の汚れを削るには、↓の写真のように紙やすりを折って立てて磨くと、溝の中の汚れも削ることができました。

一通り削り終わったら、バスマット表面の粉を掃除機で吸って、水で洗い流し、しばらく陰干しして乾かして完了です。

吸水性が復活しました!

文字では伝えづらいですが、見事に珪藻土バスマットの吸水性が復活しました! またしばらく、この珪藻土バスマットにお世話になりそうです。

戻る | 家具